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【新人保育士】「子どもの遊びを邪魔しない」~細やかな視点で見守る保育

  • 執筆者の写真: 聖光会運営事務局
    聖光会運営事務局
  • 3月20日
  • 読了時間: 6分

更新日:3月21日



園児と粘土に色を付けてこねて遊ぶ聖光緑が丘保育園の新人保育士
2024年度新卒入職した 潮 楓圭 保育士

聖光緑が丘保育園で2024年から働き始めた潮先生。初めての保育士としての仕事に奮闘しながらも、子どもたちと毎日楽しく過ごす姿が印象的です。


子どもの気持ちに寄り添う細やかな配慮と、明るく前向きな姿勢で保育に取り組む潮先生に、保育士としての想いをお話しいただきました。



温かさに惹かれて、 幼稚園志望から保育園就職へチェンジ



潮先生は大学で保育について学び、実習を通して保育の現場を体験しました。


もともとは幼稚園の先生を志望していたという潮先生ですが、実習で保育園の魅力に触れることで心境に変化があったそうです。


「最初は幼稚園希望だったんです。でも色々見ていくうちに、聖光緑が丘保育園のあたたかい感じがすごく気に入りました。聖光会のあたたかさに惹かれたんです」


保育園への就職を決めた潮先生。聖光緑が丘保育園を選んだ決め手は何だったのでしょうか。




「親から離れる時間をどう楽しむか」という言葉に心を動かされた


「給食の美味しさが印象的でした。でもそれだけではなくて、ある先生から『保育園は幼稚園より保育時間が長いから、親から離れている時間をどう楽しんでもらうか考える』という言葉をいただいたのが一番の決め手になりました」


その言葉に感銘を受けた潮先生は、実習後すぐに聖光緑が丘保育園への就職を希望。子どもたちの時間を大切に考える保育園の姿勢に、自分の理想とする保育の形を見出したそうです。


実は潮先生自身も小さい頃は「泣きながら幼稚園に通っていた」そう。


その時に優しく接してくれた先生の存在が、保育にかかわりたいという夢の原点になったといいます。


「その頃からずっと先生になると決めていました。自分も子どもたちに親しみを持ってもらえるような、接しやすい雰囲気で関わることを心がけています」



思ったことをパっと書けるデジタルツールが便利


2024年の4月から聖光緑が丘保育園で働き始めた潮先生は、現在2歳児クラスを担当。9年目と2年目の先輩保育士、そしてパートの先生と一緒に、クラスを運営しています。


「最初はもう、子どもと関わるだけじゃなく書類などもあるので精一杯でした」と笑う潮先生。


しかし、「やっていくうちに自分も慣れてきて、子どもたちと楽しみながら仕事ができるようになってきました」と、少しずつ成長を実感しているようです。


また、聖光緑が丘保育園を含む聖光会グループの保育園では、人でしか見れないところに注力する時間を大切にしています。そのため、保育記録の入力など、事務作業の効率を上げるデジタルツールを導入しているのですが、新人の潮先生にとっては使いやすいツールになっていたそう。


「大学の授業では手書きの記録の練習もしましたが、スマホで打つのが慣れている側なので、思ったことをパっと書けるのがいいなと思います」



「子どもが集中している時は中断しない」—子ども視点の保育を大切にしたい



保育園児たちと、紙粘土に色を付けて形を作って楽しむ潮先生


子どもたちの様子を写真に収める時、潮先生は独自の工夫をしています。


「遊びを邪魔しないように心がけています。遊んでいる瞬間を撮りたい時は、動画を回しながらこっそりと撮ったりしています」


この考えの背景には、大学時代に学んだことがあるといいます。


「集中しているものを中断されるのはすごく嫌な気分だという話を聞いて、子どもたちも同じだと思ったんです。子どもたちにとって遊びはメインで、そこから学んでいる状態。それを中断させるのは、自分が勉強している時に中断されるのと同じ感覚だと気づきました」


子どもの視点に立って考えるという、潮先生の保育園の姿勢が表れているエピソードです。



「私がいるから朝ニコニコで来てくれる」—保護者からの言葉に見出す喜び


潮先生が保育士としてやりがいを感じる瞬間はどんな時でしょうか。


「保護者の方とやり取りをする中で、『私がいるから朝ニコニコで来てくれる』というエピソードを聞いた時は、今までやってきたことがその子のために繋がっているのかなと思うと嬉しかったです」


また、今後目指したい保育士像についても教えてくれました。


「子どものいい面はどんどん伸ばしていきたいし、度が過ぎちゃったらちょっと注意もする。褒めて伸ばすけど言う時は言う、そのメリハリを自分の中でしっかりつけながらやっていきたいです」



園児たちと紙粘土に色を付けて楽しんでいる聖光緑が丘保育園の新人保育士潮先生


「大丈夫?」の一言が心強い—新人でも孤立しない温かなチームワークが好き


職場の先輩たちとの関係について聞くと、潮先生の表情が一層明るくなります。


「すごく楽しくやらせていただいています。制作のアイデアで行き詰まった時に相談すると、すぐにアイデアをくれたり、忙しい時に手伝ってくれたりと、助けられていると感じます」


困ったときも抱え込まず、積極的にコミュニケーションを取れる環境があるようです。


「クラスのことは共有しておいた方が子どもたちのためになると思うので、なるべく伝えるようにしています」


また、先輩たちからの気遣いも印象的だといいます。


「ちょっとしたことでも『大丈夫?』と声をかけてくれます。全然自分の中では大丈夫な時でも、ポロっと一言声をかけてくださると、自分を気づくきっかけになったりします」



「先生がいるから行きたい」と言われる保育士を目指して


将来についての展望を尋ねると、潮先生は子どもたちとの関係をさらに深めていきたいと話します。


「子どもたちが『先生がいるから行きたい』と思ってくれることが、すごく嬉しいです。それを続けていきたいですし、子どもだけでなく保護者の方とのやり取りも楽しみながらできるようになれたら、もっと素敵な人になれると思います」



「あたたかさ」と「美味しい給食」—新人保育士が見つけた職場の魅力




聖光緑が丘保育園に2024年に新卒で入職した保育士 潮先生

最後に、これから保育士を目指す方へのメッセージをお聞きしました。潮先生は自身の経験から、こう締めくくります。


「聖光緑が丘保育園は、明るく温かい雰囲気があって、給食も美味しく、何より子どもたちの時間を大切にする保育を大事にしています。私も新人ですが、周りの先輩方に支えられながら毎日楽しく成長しています。ぜひ一緒に子どもたちの笑顔のために働きましょう!」


編集後記

聖光緑が丘保育園では、一人ひとりの保育士の視点や個性を大切にしながら、チームとして子どもたちを見守っています。


潮先生のように「子どもの気持ちに寄り添う」細やかな視点を持った保育士が活躍できる環境があります。


新人や中途採用の方も、それぞれの経験や個性を活かしながら成長できる職場です。


ぜひ一緒に子どもたちの笑顔を育んでいきませんか?




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